ソブラエティ(飲まないで生きること)

AAで飲まない生活が始まって一年が経った頃、
あるオープンスピーカーズミーティングで、長いソーバーの仲間が話してくれました。
  AAの用語には「カタカナ」が多くてわかりにくいという声が聞かれる。
  この「ソブラエティ」という言葉も馴染みにくい言葉だけれども、
  このままにしたのには理由があります。
  英語の大きな辞書で調べると、
  ソブラエティは「飲まないで生きる」という意味だけでなく、
  「落ち着き」とか「平穏」「豊かさ」といった意味があります。
  そうした総体的な意味を含んだ言葉だったので、日本語にしなかったのです。

だからどうだといいの・・・・・というのが当時の私の正直な感想。
でも、何故かその話は私の記憶に強く刻まれたのです。

お酒を飲まない生活をしていく中で、
お酒以外にも「酔い」をくれるものがあることに気付きました。
「酔い」って、平常心を無くした状態なんですよね。
怒り、恨み、嫉妬、妬み、劣等感、羞恥心でも酔えます。
自己満足、優越感、有頂天、自慢でも酔えます。
夢中になっているものなら何でも酔えます。
そうやって自分を観るようになると、酔っていない時間が如何に少ないことか・・・

お酒飲まないことで、「ソブラエティ」を頂いているって思ってもいいかもしれない。
でも、私は怠け者だから、そう思うのはきっと危険!!
本当に平穏で、酔いのない豊かな時間こそ「ソブラエティ」じゃないかって思う。
だから、ソブラエティは、私にとって生きていく限り求め続ける究極の目標なの。
それに、このソブラエティだったら生涯求め続けてもいいかななんて、
そんなふうに思えるようになったんだよね。

どうやら、私も変わってきたらしい。