何が気になるのか

お酒を飲んでいた頃も、AAに来てお酒を止め始めた頃も、
この答えにはっきりと答えられるものは、「お酒」しかなかった。
お酒が気になって仕方がなかった。
お酒の問題で、生活も精神状態も人間関係も健康状態も、
いろいろなものの問題は山積みだったけれど、
「何が気になるのか」にはっきりとした答えは持っていなかった。
この問いかけに向かうとそんな気がしてならない。
AAに来る前には、「お酒」すら気になるものになっていなかったかも。
AAに来て、仲間の話を聞く中で私のお酒の問題は、
「私にとって、最も気になるもの」なっていけたのだろう。
 
人の目や評価に過敏だった私は、そうした気にし過ぎに疲れていた。
「気にしなければいいじゃない」とよく人は言う。
でも、私はそう簡単に気にしないようにはなれなかった。
気にしない素振りをしたり、気にしていないと言い聞かせただけだ。
即効的に、気にしない状態を作ってくれたのはお酒だった。
でも、今ははっきり思う。
「何が気になるのか」からは、逃げてはいけないって。
そしてその問題ときちんと面と向かうことで、
少しずつ、本当に気にならないようになれると信じられる。
自分に「何が気になるの」と時々問いかけてあげよう。
そして気になることから逃げないで、
気になることを見ながら、それも一緒に生きていくとき、
きっと私はまた一つの解決のゲートに向かっていることになる。