仲間

隠した酒ビンがある場所がわからなくて、滅茶焦ったと誰かが言った。
  そう、そう、私も困ったよと思った。
お酒の話題を避けるようになったり、隠れ酒になっていったと誰かが言った。
  そう、そう、私も同じことしていたと思った。
仲間の話を聞いていると、「そう、そう、」と素直に頷けることがたくさんあった

こんなひどい状態だったのは、私だけじゃないと思えた。
お酒で苦しんで来たのも、私だけじゃないと気づいた。
飲んでいた頃、どんどん周りとの関わりで「そう、そう、」が無くなった。
AAに来て、「そう、そう」と思えて、「私だけじゃなかった」
と思えた時、どこからともなく力が湧いてくる感じがした。
そして、やがて、こんなことにも「そう、そう、」って思えるようになった。
 お酒を飲まなくなったら、ご飯がおいしくなった。
 空が青い、花がきれい、
 飲まない人生の方が素晴らしい!
仲間は鏡

仲間の話を聞くことから、自分がどうであったを見ることができた。
いろいろな仲間を見ていて、飲んだらどうなるのか、飲まなければどうなる
のかを知ることができた。
仲間の欠点や長所を見つけると、同じものが自分の中にもあった。
仲間に対していろいろな思いが出たが、それは仲間のことではなくて、
それは自分の中のものだった。
分かち合い

同じ苦しい経験をしている人の話を聞いて、なんだかほっとした。      
苦しい気持ちを話し、聞いてもらえたことで、肩の荷が降りた。
深刻な悩みを話していて、仲間が笑った。
最初は馬鹿にされたと思ったりもした。いつの頃からか、笑った仲間も同じ
経験をしてることに気づいた。それからは、笑ってもらえると気が楽になれた。
バースデイに仲間がたくさん来てくれて、嬉しかった。
いつのまにか、新しい仲間のバースデイが自分の時よりも嬉しくなっていた。