無力(1)
力が及ばないこと。無気力(やる気がない)ではない。全く力がないとも違う。
どうにもならないという言葉で置き換えるとわかりやすいという仲間がいた。
原語では"powerlessness"で、"no power"ではない。
自分で無力になろうとすることは、有力なことなので ご注意。
散々やってみた結果、気がついた。
無力(2)
第1ステップに、無力と書かれています。
これを100%認めることが必要だという、
一見はっきりしているような、
実際どういうことなのか 全くわからない言葉をミーティングで聞きます。
どれほど、肩に力を入れて無力にならなければと思っていたことか・・・
これは、まさに有力なことでした。
散々飲んでみて、飲むことがまずいと気がついたように。

よく言いますよね。
ほらほら全身の力を抜いて、リラックスしてーって。
それが、まさしく無力なのではないでしょうか。

そうしたら私は、何にもできない無力な人間になるのでしょうか。
いいえ、違います。
肩の力を入れていた時よりずっと、自分の思っていた通りの行動が
できるようになるでしょう。

無力は、何もできないなんていう絶望的なメッセージではありません。
 
お酒と自分のことを、静かな気持ちで見つめられたら、
アルコール依存症者は、飲まない方がいいと思うに決まってます。
自分一人の力で止められないことも、コントロール不能なことも。
 
だけど、飲んでしまうのですよね。
 
頑張って飲まないと粋がってみても、
実は心の底でこれではまずいと知りながら、
アル中だから飲むんだと、悪たれをついたとしても。

飲んで傷つき過ぎた私達は、自分自身をリラックスさせることも、
自分ひとりでは出来ませんでした。
その力を、仲間やミーティングの中からもらったのです。

そうそう、無力になることにすら、私達は無力だったのです。
 
そして、リラックスして自然になるほどに、
楽に飲まないことをつづけていけるようになるようです。