あなたが、ほんとうにアルコ-ル依存症か、どうか
HOME

これはAAの古いメンバー(仲間)がミーティングで話していたことです。
実際に私はこの『テスト』に挑戦したことは一度もありません。

その古いメンバーがはじめてAAのミーティングに通いだした頃、
当時、彼はまだ自分がアルコール依存症者であることをはっきりと認めていなかったそうです。
そんな彼に、彼よりも、また々古いメンバー(彼の最初のスポンサーになってくれた人)が、
こんな提案をしたそうです。

「君がアルコール依存症かどうかは私にも、確信は下せないよ。」
「しかし、もし君が本当に自分がアルコール依存症かどうか、
ほんとうに確認したいのなら、こんな『テスト』に挑戦してみてはどうだろか。」

『2週間、君はコップ一杯の酒を飲む。…… 毎晩一杯だけだよ。
もしそれがつづいたら、君はアルコール依存症ではないのかもしれない。』

こんな話を聞いてあなたならどう思いますか、以前の私ならまず一番肝心なのは
その一杯の酒の種類(アルコールの度数)、ウィスキーかウォッカかまたは焼酎か
ビールか…ワインか…それが まず一番先に問題だろうと、考えたに違いありません。
しかし、なぜかその晩は一度もそんなことを考えずに彼の話を聞いていました。

つづけて、彼はこう話しました。

「私のテストは一度も始まりませんでした。
テストの始まりの日は いつも明日からになってしまったからです。」

「今日は最後だから、もう一杯やって明日からテストをはじめよう。
毎晩そうおもってしまうのです。」

情けない話だと思われるかもしれません。
1ヶ月や2ヶ月酒を断つことぐらいできると思われるでしょうし、
実際、1年や2年酒をやめることができる方もみえるでしょう。

しかし私たちアルコール依存症者が 毎晩『たった一杯』の酒で終わりにすることは
できないだろとその時、はじめて私は思いました。

「いいえ、ほんとうは何も考えずに、そらゃぁ、無理だ。!!」と、その晩は思えたのです。

どんなに強い酒を選んだとしても……。

残念ながら、私には今でもこの『テスト』に挑戦することはできません。
それは私には到底不可能なことです。

その晩 とても気分よくミーティング場をあとにしたことを
今でも、はっきりおぼえています。

「なにが気分いいのか、説明できませんが。」

ミーティング参加
酒 の こ と
少 しずつ……
依存症かどうか?
個 人 の秘密
ミーティング
回 復
AAに連絡をとる
since.2002.5.01
書籍・出版物

次 へ